2009-05

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けん銃を撃たれる側にいるのは誰か

ま、何というかコメント欄が予想通り。判決は意味不明で、警官は発砲すべきらしいです。



威嚇射撃なしの発砲は違法=県に1100万円賠償命令-横浜地裁

5月27日21時45分配信 時事通信
 神奈川県警の警察官から発砲を受け後遺症が残ったとして、横浜市の男性が県に約8000万円の賠償を求めた訴訟の判決が27日、横浜地裁であった。小林正裁判官は「威嚇射撃で抵抗や逃走を断念させることも十分可能だった」として、約1100万円の支払いを命じた。
 判決によると、横須賀市で2004年8月、警察官が職務質問しようとしたところ、男性は車で逃走。パトカーに行く手をふさがれた後も、車をパトカーに衝突させて逃走を図った。
 このため、警察官が「撃つぞ、エンジンを切れ」と警告した上で発砲。男性は外傷性胸髄損傷で重い後遺症が残った。



 この人の量刑を求める裁判とは、別の裁判であることを前提で。

 警察官のけん銃は的確に議論されるべきで、もちろんけん銃使用に関してそのつどマスコミが声を上げるのは、権力に対しての牽制であるのは確かだと思う。

 ところで、
警視庁警察官銃警棒等使用及び取扱規定
警察官等けん銃使用及び取扱い規範の解釈及び運用について(例規)
 によれば、

 けん銃の使用形態については
「取り出し」「構え」「威嚇射撃」「相手に向けて撃つ」の4つに分類する

 さらに、

予告することなく相手に向けてけん銃を撃つことができる具体例(※詳しく載せといたよん)を

1事態が急迫であって予告するいとまのないとき
2予告することによりかえって相手を興奮させてしまうなど相手の違法行為等を誘発
するおそれがあると認めるとき

 としている。



 で、“今回”威嚇射撃なしの発砲が、合法と認められるような文脈は、このニュースの中からはうかがい知れないわけで、この判決に対して文句言ってる人に対しては、「よく判断できるな。君たち神ですね」と褒めておこうというのが自分の意見。


 ただ、彼らが警察官自ら法律を破れと言っているのか、現場の判断に任せろと言ってるのか、もっと自由に発砲許可を認めてもいいと言ってるのか、撃たれた人が何被害者面してんの(笑)的な立場をとっているのかわからない(自分は最後の意見を言いたい人が多いと思っている)けれども、もうちょっと視野を広げようぜ、と勝手に言わせてもらう。





予告することなく相手に向けてけん銃を撃つことができる具体例

事案具体例
(1)現場臨場ア暴走族等の非行集団のい集現場において、警察官を取り囲んだ多数の者がやにわに鉄パイプ等の凶器を用いて警察官に向かって襲いかかってきた場合
イ傷害事件の通報を受け現場臨場したところ、犯人がやにわに警察官に向けて刃物を突き刺してきた場合
ウ傷害事件の通報を受け現場臨場したところ、犯人が今にも刃物を被害者に突き刺そうとしており、直ちにけん銃を犯人に向けて撃たなければ被害者の生命が危険であると認められ
る場合
エ警ら中にけん銃の発砲音を聞き現場臨場したところ、犯人が今にもけん銃を被害者に向けて撃とうとしている場合

(2)職務質問ア職務質問のため不審者に接近したところ、相手がやにわに隠し持っていた刃物を取り出し、警察官に向けて突き刺してきた場合

イ職務質問のため不審者に接近したところ、相手がやにわにけん銃を取り出し、警察官に向けて撃とうとした場合
ウ盗難手配の出ている不審車両を発見したので、職務質問を行うために停止を求めたところ、これに応じないで、突然周囲の人や物に車を衝突させながら逃走しようとした場合

(3)強制捜査ア被疑者宅の捜索に際し、被疑者又は関係者が警察官の直近に迫り、殺傷力の強い鉄パイプ等を頭部に目掛けて今にも打ち下ろそうとしている場合

イ被疑者宅の捜索に際し、被疑者が隠し持っていたけん銃をいきなり取り出して警察官に向けて撃とうとした場合

(4)交通取締り検問を突破すべく、車を急発進させて検問従事中の警察官に
向かってきた場合

(5)警戒警備等警衛・警護に従事中、相手が警衛・警護対象者の比較的近い場所から急に飛び出し、当該対象者に向けてけん銃を撃とうとした場合


2予告することによりかえって相手を興奮させてしまうなど相手の違法行為等を誘発
するおそれがあると認めるとき

具体例
凶器を使用し、人質を取った凶悪犯人が、人質の解放の説得に応じず、かつ、凶
器で危害を加えるそぶりを見せる等人質の生命に危険が切迫しているような状況下
において、「撃つぞ」と予告することによりかえって犯人が興奮して人質の生命、
身体への危険が高じると認められる場合

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警察観

 前エントリーけん銃を撃たれる側にいるのは誰かの続き。

 この件に関してinouejoeさんによると


 ネット上に、警官がすることには文句を言うなという実に単純な判決批判や、原告と裁判官への中傷誹謗が反乱していて、実は警察相手の裁判ではよくあることなのだが、もしかしてと送信元を辿るとやはり警察署内部であることが多い。

  -中略-

 本件も、過去の例から、控訴審では警察の逆転勝訴になると予想している。いまごろは早速、警察と県の担当者が、警視庁上層部と面談して、高裁と談合しているはずだ。


 ということだそうだ。真偽はわからないけれども、注目していこうと思う。



 ところで、友人の知人に日本人とドイツ人のハーフがいる。彼の行動は、たとえば、

 ・警察官に職質されて 「手に何か持ってるぞ」「麻薬だろ」
 と言われながらも、どうしても握った手を素直に見せようとはしなかったり (手の中には小銭が握られてた)
 ・警官に追われて、大学の中まで逃げ込んだり
 ・不労者みたいな格好でゲタ履いて東京都心をさまよってたり

 とはっきり言って、ネタ的に面白くよく笑っていたのだが、考えてみると深刻な問題であったりする。この事例の中には警察官の外国人に対する差別意識が明確にあり(もちろんこの警察官だけでなくとも、よく彼は職質されるわけで警察自体にそういった差別意識がある)暴力性を持って犯罪者に仕立て上げようとしている。その中で彼はなぜ抵抗したかと推測すると、それは彼なりの、民主主義国家における権力としての警察観を持っていたからではないだろうか。

 たとえば、昨年12月に起きたギリシャでの暴動のときも、きっかけは若者グループと警察官との衝突だった。(ギリシャ暴動、少年射殺の警官2人を殺人容疑で身柄送検)若者の中では、国家と警察の権力構造がつながっていると認識できているからこそ、自然に抗議やデモといった行動に出ている(参照)。

 対して日本では、犬のおまわりさん的な警察観しかないような気がする。それか、権力を行使する側に自分も立っているという認識か。大岡越前みたいなファンタジーをリアルに押し付けるのはやめた方がいい。

 (あと、一度彼と話をしてみたいなぁ)

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いろいろ述べていきますが、
大したことは言いませんし、
間違ったこともいいますし、
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